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キャンドル屋 藤本成啓(もっさん)のブログ

大阪市生野区出身/1978年生まれ/男の子3児の父/カメヤマローソク(カメヤマキャンドルハウス)でウェディング施設、ホテル、旅館、雑貨店、飲食店、レストラン、イベントにキャンドルの営業をやっています。キャンドルの灯りで過ごす人々の”大切な時間”のお手伝いができたらいいな、という想いでキャンドルの灯りをお届けしています。

近鉄バファローズ回顧録③“伝説のダブルヘッダー10・19 第二試合”

昨日のブログ記事は、3時間かかってしまい、10・19の第二試合まで到達できなかったので、今日は第二試合のことを書きたいと思います。あっ、もっさんです。

 

昨日書いた、伝説のダブルヘッダー10・19第一試合の続き、第二試合です。

shigefujimo.hatenablog.com

f:id:shigefujimo:20170518233526j:image 

ダブルヘッダー第二試合のルール(当時)

当時のダブルヘッダー第二試合のルールのおさらいです。

  • 第二試合は、延長12回まで。
  • ただし、試合開始から4時間を経過したら、新しいイニングに入らない。

つまり、勝つためには、9回までに勝利するか、延長になった場合は、時間との戦いになるため、4時間経過するまでに早くに勝ち越して勝利するか、ということになります。

 

第二試合の経過状況

第一試合をなんとか勝利した近鉄は、優勝に向けて130試合目を迎えます。第一試合終了後から23分後にプレーボールです。当時のボクは、1試合目を勝ったので、優勝は間違いない、と確信をしていましたが、筋書きのないドラマは第二試合でクライマックスを迎えます。(当日は、大阪では、第一試合から生放送をしており、ずーーーっと見てました)

第二試合のスタメン。

1番(二)大石、2番(中)新井、3番(左)ブライアント

4番(D)オグリビー、5番(一)羽田、6番(右)鈴木、

7番(三)吹石、8番(捕)山下、9番(遊)真喜志、投手 高柳

オールド近鉄ファンの方に向けて書いておくと、他のベンチ入りは、淡口、村上、梨田、ヘラクレス栗橋、投手は、吉井、阿波野などがいました。

あと、サードのレギュラー金村がいましたが、6日前に骨折をしてしまい、試合には出場できませんでした。ただ仰木監督からの指示の元、ベンチに入り、応援で一緒に戦っていました。

  • 2回 ロッテがホームランで1点先制
  • 6回 近鉄 オグリビーのタイムリーで同点
  • 7回 近鉄 吹石、真喜志のソロホームランで2点勝ち越し ←伏兵2人のホームランで優勝を確信しました。
  • 7回 ロッテがソロホームランとタイムリーで同点
  • 8回 近鉄 ブライアントの34号ソロホームランで勝ち越し ←ここで優勝を確信!
  • 8回 抑えとして第一試合に続き阿波野が登板も、ソロホームランを浴びる
  • 9回 近鉄 チャンスを作るも無得点
  • 9回 ロッテの攻撃中に、判定をめぐり、9分間の中断。
  • 10回 両チーム無得点で、引き分け ゲームセット。
  • 7回 ロッテがソロホームランとタイムリーで同点
  • 8回 近鉄 ブライアントの34号ソロホームランで勝ち越し ←ここで優勝を確信!
  • 8回 抑えとして第一試合に続き阿波野が登板も、ソロホームランを浴びる
  • 9回 近鉄 チャンスを作るも無得点
  • 9回 ロッテの攻撃中に、判定をめぐり、9分間の中断。
  • 10回 両チーム無得点で、引き分け ゲームセット。

 

第二試合のもっさん的超絶ポイント 伏兵 吹石のホームラン

まず、超絶ポイントとして書きたいのが、伏兵 吹石のホームランです。子供ながら、7回表に飛び出した、勝ち越しホームランは優勝を確信させるホームランでした。吹石選手は、ベテラン内野手サードのレギュラー金村選手が骨折で試合に出れないため、代役でサードを守っておりました。子供の頃の記憶では、特に華やかな選手ではなく、どちらかというと守備のイメージの選手でした。(名前が特徴があったので、子供ながら認識していました)

その守備の人、吹石選手は、勝てば優勝が決まる試合で、勝ち越しホームランを打っちゃいます。シーズン2本目のホームランがこの大事な試合で打っちゃったんです。どちらかというと地味な印象の強い吹石選手がガッツポーズで喜びを表現するところに、子供ながらに優勝を確信し、また、感動を覚えました。

 

あっ、ちなみに、大事なことなので書きますが、この吹石選手は、福山雅治さんの妻で女優の吹石一恵さんのお父さんで有名です。(たぶん有名だと思います)

 

骨折して出場できない金村選手と吹石選手の動画、9:15から見れますので、ぜひ!(吹石選手のホームランと当時を振り返る金村さんのコメント、今見ても、泣けるわーーー)

 

第二試合のもっさん的超絶ポイント “This is プロ野球!”

8回表にに主砲ブライアントの第34号ホームランで優勝を確信するも、最下位ロッテの意地、8回裏に同点に追いつかれます。優勝するためには引き分けは許されず、勝つのみ、9回表の攻撃に移ります。

9回表2アウトから、切り込み隊長“大ちゃん”こと大石第二朗選手のツーベースでチャンスを作り、勝利に向けて、好打者新井選手が打席に入ります。

優勝に向けての最大のチャンス、新井選手は、選手、監督・コーチ、ファンの優勝を確信した火を吹くような痛烈な打球を三塁線へぶっ放しました!「よっしゃーーー!!!」優勝を確信したのもつかの間、三塁手水上選手のスーパーキャッチ、間一髪で一塁アウトになりました。最大のチャンスでのスーパーファインプレー、当時の解説者 安部さんはこう言いました。「This is プロ野球!!!」

抜けたと思った打球をスーパーキャッチ、勝ち越しをすることができませんでしたが、今思えば、敵ながらあっぱれ!。10・19を語る上でのもっさん的超絶ポイントです。

 下の動画の、4:00からご覧いただけます。

 

同点のまま、9回裏に入り、近鉄が優勝するためには、引き分けが許されず、早く守備を終わらせて、次の攻撃に移らなくてはいけません。ここでターニングポイントの語り草になっているロッテ有藤監督の抗議により9分間の中断が入ってしまいました。(この時点で3時間半が経過していた。)ルールを先におさらいしましたが、試合経過から4時間を経過したら新しいイニングに入らないため、近鉄にとっては、優勝するためには、時間との戦いになってしまうのです。ここについては、僕が色々書く必要もないかと思いますので、このへんで(笑)

 

第二試合のもっさん的超絶ポイント 史上最短の消化試合

同点のまま、10回表の攻撃に入るも、近鉄羽田選手のダブルプレーで攻撃終了。試合開始から3時間57分が経過していました。次のイニングに入るためには、ロッテの攻撃を3分で終わらせなくてはならないのですが、現実的に不可能なんです。そんな中、近鉄ナインは、10回裏の守備につきます。そう、勝ちが事実上なくなったわけで、つまり優勝はその時点でなくなりました。10回裏の守備は、引き分けても、負けてもどちらでも優勝はない、事実上の消化試合になってしまいました。1イニングの守備だけが消化試合になる、この守りのときの心境というのはどういうものか想像はできません。ただ、子供ながらに、むなしい気持ちになって、守備を見ていた記憶があります。つい、さっきまで優勝を目指して燃えていたのに、いきなり消化試合になります。

史上最短の消化試合・・・、10・19の中で、これは近鉄ファンとして、忘れられない1イニングなんです。

上の動画の11:58から、羽田選手のダブルプレーが始まり、12:30ぐらいから、史上最短の消化試合をご覧いただけます。(う、やっぱり泣ける・・・)

試合は引き分けで試合終了、1位西武、2位近鉄 ゲーム差なし、勝率2厘差で、西武の優勝が決まりました。

テレビ放送

当時、大阪では、生放送でこの試合が流れていました。第二試合終了が、22時56分だったんですが、白熱した試合は、全国の注目を浴び、テレビ朝日が急遽、全国生中継を行いました。21時~さすらい刑事を中止にして、CMなしで放送、22時~のニュースステーションも放送を飛ばし、試合を中継しました。いまだかつてこんなことはなかったと思います。しかも近鉄-ロッテ戦。全国放送されるなんてね、って今思います。それぐらい、全国で注目された試合だったんです。

下の動画は、試合後の残念パーティーの模様なんですが、なんか微笑ましくなりました。この年、惜しくも優勝を逃しましたが、翌年のさらなる白熱した優勝争い、奇跡の優勝に繋がるなんて、誰もこのときには想像することができませんでした。

 

 

後日談

その年、西武が、日本シリーズ中日ドラゴンズを下し、日本一になりました。西武の主砲 清原選手は、インタビューでこのように応えたそうです。「日本シリーズで負けたら、近鉄の選手に顔向けできませんから」と。

これを聞いた近鉄仰木監督は、「なんて男気のある選手なんだ」と感心をし、後に、清原選手が巨人を退団したときに、オリックス監督だった仰木監督が入団しないか、と声をかけたそうです。そんなエピソードも10・19にはありました。

 

以上で、10・19のお話は終わりです。近鉄バファローズという球団は無くなってしまいましたが、球史に残る名試合と言われる10・19があったり、他にも、たくさんあります。また書きたいな、と思いますんで、続きをまた書こうと思います。

 

あーーー、今日もこのブログ3時間です。長ーーーーーいっ。

ということで、それではまた~。