近鉄バファローズを愛するキャンドル屋 藤本成啓(もっさん)のブログ

大阪市生野区出身/1978年生まれ/男の子3児の父/野球、近鉄バファローズをこよなく愛しました。ビール、ラーメン、あんかけパスタ、移動の車で音楽を聴くのが好き。ジャンルは広いです。カメヤマローソク(カメヤマキャンドルハウス)でウェディング施設、ホテル、旅館、雑貨店、飲食店、レストラン、イベントにキャンドルの営業をやっています。エクスマ塾大阪84期 ニックネーム:もっさん

近鉄バファローズ回顧録“これぞ、いてまえ打線たる2001年の優勝”

近鉄バファローズ回顧録を書き出すと、文章書くより、関連するyoutubeで動画をはしごするのが楽しすぎて、無駄に時間がかかります。1記事2-3時間かかってます。。。動画観るの楽しくて、ハシゴしてしまうんですよね。

 

紆余曲折あったけど、とっとと、この記事は書いておきたいと思います。1989年の優勝から12年ぶりの2001年の優勝です。55年の歴史で4回目の優勝です。最初に書きますが、近鉄バファローズ最後の優勝です。その後、球団が無くなるなんて、まさか思ってなかったよ。

 

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これぞ、いてまえ打線たる優勝

近鉄バファローズ打線は、いてまえ打線と言われてました。その後、オリックスへ合併され、オリックスバファローズで、いてまえ打線、と言われるのも見ますが、違います!近鉄バファローズがいてまえ打線なんです。2001年の打線ほど、いてまえ打線が、ぴったりはまる打線はなかったんじゃないかな。

開幕戦の日本ハム戦から、5点差をひっくり返して勝利、7月のロッテ戦では、9回5点差から8得点取りひっくり返して勝利というように大差からの逆転勝利もありました。(78勝のうち、逆転勝利が、41勝あり、逆転の近鉄と言われていたシーズンでした)

 

ちなみに、いてまえ打線とは、、、

「いてまえ」とは大阪弁で「やっちまえ」を意味し、打線の雰囲気と地域性を同時に表すネーミングである。
この名称は、近鉄選手が相手投手を打ち込んだ際に近鉄応援団が「いてまえ〜」と掛け声をしていたことに由来する。

wikipediaより引用

 ということです。

 

これぞ、いてまえ打線、という理由は以下なんです。

  • チーム打撃成績 打率 .280(1位) 本塁打 211本(1位) 得点 770点(1位)
  • チーム投手成績 防御率 4.98(6位) 失点 745点(6位)

このチーム投手成績から言うと、優勝ありえないです。防御率4.98というのは、1試合で5点取られるわけですから、勝つには、6点以上取らないといけないのです。

 

この年は、投手力に難があったけど、いてまえ打線がいてまえ打線らしく、打ちまくって優勝したシーズンだったのです。

 

ローズ→ホームラン王(55本)、中村紀→打点王(132打点)

ちなみに、ローズの打点は、131打点で、中村紀と1打点差。この2人が3番4番の中軸を張ってました、ハンパない。ホームランは、ローズの55本、中村紀の46本で、101本でした。破壊力抜群です。

 

2001年版いてまえ打線ラインナップ

1、センター 大村

2、セカンド 水口

3、レフト  ローズ

4、サード 中村

5、ライト 磯部

6、ファースト 吉岡

7、DH 川口

8、ショート ギルバード

9、キャッチャー 的山

 

1番から、8番までは左、右が続く、ジグザグ打線でよくできています。

特に、強力3、4番の後の、5番 磯部 打率.320 17本塁打 95打点、6番 吉岡 打率.265 26本塁打 85打点、7番 川口 打率.316 21本塁打 72打点 まで、相手投手にとっては息の抜けない5-7番が揃っていることが脅威のいてまえ打線を形成したのではないか、と思っています。

磯部は、得点圏打率 .417でリーグ1位、ローズ、中村紀がフォアボールで歩いても、磯部で返せるというチャンスに強い磯部が利いていたと思います。 

 

2001年の近鉄バファローズの打撃成績も投手成績も、Wikipediaに掲載されていました。参考までに、リンク載せておきますね。(誰も見ないと思うけど)

2001年の大阪近鉄バファローズ - Wikipedia

ちなみに、ボクは、このリンク先だけで、一晩呑めそうです。

 

 

このシーズンの近鉄を代表するシーンとして2つボクは紹介したいです。今でも、よく覚えている2つのホームランです。

 

もっさん的超絶ポイント①中村紀の松坂からのサヨナラホームラン

マジック3で迎えた2位西武戦です。

西武、ダイエー(現 ソフトバンク )、近鉄の三つ巴の戦いは終盤の9月まで続いていました。9月8日に近鉄は5連敗を喫し、3位転落、自力優勝の可能性が消滅してしまいました。しかし、そこから反撃を行い、9/16~18の首位西武に3連勝、マジック6が点灯。

その後、マジックを3まで減らした西武戦では、ローズ選手に55号(当時のシーズンホームラン記録)が飛び出すも、9回裏4-6で負けていた状況。代打北川のホームランが飛び出し、1点差、2アウト1塁で四番中村紀選手という場面です。

 

 

このホームランは、中村紀選手を振り返るときに、思い出す1本だとボクは思っています。相手は、日本のエース怪物松坂投手。エース対4番の対決。名勝負。男と男の勝負の1打席からの一発。中村紀選手のパワーを見せつけた右方向への強烈な一発でした。

 

もっさん的超絶ポイント②北川の代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン

これは、あまりにも有名すぎるのですが、やはり見てもらいシーンです。マジック1で迎えたオリックス戦。近鉄 梨田監督は、3点リードされたの9回表に守護神大塚投手を投入し、この日で優勝を決めるという意志をチームに、球場に示しました。

その投入が利いたのか、大塚投手はびしっと三人で締め、9回裏2-5で最後の攻撃が始まるおです。

9回裏 ノーアウト満塁で、代打北川選手。北川選手は、このシーズンから近鉄に加入し、主に代打で活躍。サヨナラ打も打ったりし、サヨナラに期待がかかる打席だったんですが、誰がこんな結果を予想したんでしょうか。

史上初の代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン。劇的すぎつ一発。これぞ、いてまえ打線たる優勝の決め方だったんじゃいでしょうか?

物好きなあなたは、全部見てほしいですが、5:50あたりから、代打北川選手が登場しますので、忙しい方はそこから見てくださいね。

 

 

ああ、今見ても、サブいぼ立ちます。ヤバイです。

 

最後に

優勝した近鉄は、4回目の日本一への挑戦へ向かうのです。初めての日本一へ。

セ・リーグ覇者は、ヤクルトスワローズ。1勝4敗で、古田、石井一、ペタジーニ、ラミレス、稲葉、宮本、高津擁するヤクルトあっけなく敗れてしまいます。次こそは、日本一になるぞ、という想いを胸に。

ただ、結果的には、その後優勝せずに、2004年をもって、球団は消滅してしまいます。12球団で日本一がない唯一の球団として。

 

はあ、動画見過ぎましたので、今日の記事は2時間半。近鉄バファローズ回顧録は、書いている時間が自分が楽しくなってしまう時間です。

ということで、それでは、またーーー!